熱中症にお気をつけください
2020/08/22
脱水症ってなんだろう?
脱水症とは、体液が少なくなることです。
脱水症には2つのタイプがあります。
◎高齢者に起きやすい慢性型
食欲の低下や病気療養で徐々に体液が減少したときに起きます。電解質より水分を失います。
◎小児や健康成人に起きやすい急性型
熱中症、胃腸炎などで急速に体液が減少したときに起きます。
水分に比べて塩分が多く失われます。
脱水症状は二日酔いの症状に似ており、
・頭痛、倦怠感、眠気、吐き気、むかむか、食欲低下
などの症状が起きます。
また以下のような症状が起きると脱水症状の恐れがあります。
・口臭や歯周病(唾がでないため)
・認知機能や集中力の低下
・めまい、たちくらみの出現
・手が冷たい
・舌が乾いている
脱水症を疑ったら、経口補水液を飲み始めることが大切です。
経口補水液はできるだけ少しずつ、ゆっくり飲みます。目安は、30分かけて500mlを。
脱水症にならないために、普段からの水分と電解質補給が必要です。
(電解質とは、水に溶けると〔陽イオン〕と〔陰イオン〕に分かれ、電気を流す物質のことです。
具体的な代表例は「塩(NaCl)」です。)
体内の水分量が少なく、もともと脱水になりやすい高齢者は、こまめな水分と電解質補給が重要です。
家の中でくつろいでいる状態であれば、1時間に100ml程度のお水や麦茶を飲んで口を潤すことがおすすめです。
また、就寝前と目覚めにコップ一杯の経口補水液を摂ることをおすすめします。
寝る前はトイレに行きたくなるからと水分を控える方もいらっしゃいますが、就寝中はコップ1杯程度の汗をかきます。
【注意してください】
ビールは1リットル摂取で1~1.2リットルの脱水となります。
ビールを飲んだ分、麦茶などを飲んで補いましょう。